冬のお手入れ フェイシャルケア編
長く寒い冬がやってきました。乾燥と冷たい風はお肌にとって厳しい季節です。
華やかなイルミネーションやイベントの多い季節でもありますが、その華やかさにも負けないお肌でいたいものです。
乾燥は多くの肌トラブルを引き起こします。
乾燥により水分が減少するとお肌は敏感になり、カサカサして粉をふいたり、皮がむけたり、かゆみや痛みを感じることもあります。また見ための艶や透明感がなくなり、急速なお肌の老化に繋がります。
特に冬の時期は湿度50%以下、加えてエアコンにより屋内と屋外で寒暖差が大きくなるので、お肌にとって過酷な状況が続きます。
その他にもお肌は紫外線やマスクの擦れ・蒸れ、静電気などの外的刺激から体内を守るために最前線でたたかう臓器なのです。
このお肌の“守る”機能を維持する為にしっかりとしたお肌のお手入れ方法を身につけましょう。
クレンジング
冬用のベースメイクは油分を多く含むものが多いので、クレンジングは丁寧に行ないましょう。
具体的な手順は下記の通りです。
STEP:1 アイメイクや口紅などのポイントメイクを先に落としましょう
STEP:2 ベースメイクはおでこ・鼻のTゾーンから始め、顎まわりのUゾーン、目や口のOゾーンの順で優しく落としましょう
STEP:3 落とし残りがないよう、顔全体に優しくなじませましょう
STEP:4 たっぷりのぬるま湯で優しくすすぎましょう
STEP:5 清潔なタオルを押し当てるようにして優しく水気をとりましょう
クレンジング料は刺激が少なく優しいものを選びましょう。
近年では様々なクレンジング料が市場に並んでいるので“優しいもの”かどうかがわからないことも増えてきましたが、摩擦が起きにくい、洗浄力が適度で毛穴汚れがしっかり落とせる、この辺りをポイントにすることをお勧めします。
ジェルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプ、バームタイプが当てはまることが多いので、冬の時期だけ使い分けるのもよいですね。
洗顔
最近ではW洗顔不要のクレンジング料が販売されていますが、クレンジングと洗顔は別派の方は参考にしてください。
STEP:1 洗顔料をしっかりと泡立てて、皮脂の分泌量が多いTゾーン、Uゾーンにのせましょう
STEP:2 擦らず、泡の弾力で包み込むように洗っていきましょう
STEP:3 たっぷりのぬるま湯で優しくすすぎましょう
STEP:4 清潔なタオルを押し当てるようにして優しく水気をとりましょう
クレンジング料と同様、洗顔料も刺激が少なく優しいものを選びましょう。
泡立ちやすい、洗浄力が適度で毛穴汚れがしっかり落とせる、この辺りをポイントにすることをお勧めします。
泡タイプ、アミノ酸系の洗浄成分を使用しているタイプが当てはまることが多いですね。
洗顔後・入浴後
洗顔後・入浴後はお肌表面の皮脂が減少し、温度も上がっている状態です。
皮脂は角質層の水分を閉じ込める「フタ」の役割をしているので、減少すると角質層の天然保湿因子(NMF)などの保湿成分がより流出しやすくなってしまいます。またお肌表面の温度が上がっていると、水分が蒸発して乾燥が進みます。
その為、洗顔後・入浴後は時間を空けず(5分以内)に、化粧水をたっぷり含ませたコットンでなじませた後、さらにもう一度、今度は手に取り抑えるようにお肌に重ねましょう。
お肌に一定の水分量があると、次のステップで使用する美容液などが角質層全体にいきわたるので、この水分補給はとても効果的なお手入れです。
また大切な保湿の仕上げは、油分を含むクリームなどを使用しましょう。油分が皮脂のような役割を担ってくれるので、補給した水分を保持してくれます。
番外編(入浴中)
温度と湿度の高い環境にあるバスタイムを利用したスペシャルケアをお勧めします。
入浴中は体温が上がり血液循環も活発になるので、理想的な肌状態といえます。全身浴とはいえさすがにお顔までは浸かれないので、この時間にパック料を使用して有効活用しましょう。
パック料にも様々なものがありますが、冬の乾燥対策としては洗い流すジェルタイプやクリームタイプがよいでしょう。まんべんなく塗れるのでムラなく保湿ができます。
シートタイプでもよいのですが、長時間つけっぱなしにするとかえってお肌の水分がシートに逆戻りしてしまうので、入浴時間が長い方は注意が必要です。
またパック料に関しては、以前に詳しく書いた記事がありますので、是非こちらも参考になさってください。
URL:フェイスパックの種類と選び方 | 株式会社コア (core-cosme.co.jp)
これからの冬の季節、艶やかで透明感のあるお肌でありたいですよね。寒さや乾燥に負けず丁寧なお手入れを心がけましょう。
H.U