SPF・PAの違いって知ってる?
爽やかで気持ちのいい季節がやってきましたね!
コロナウィルスの影響でなかなか外にでることが難しくなっていますが、
この時期、お肌で気になるのが「紫外線」。
「5月の紫外線は真夏並み!」なんて言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
さて、UVケア商品を見てみると「SPF」や「PA」という表示がありますよね。
これは何を示しているのか、皆さんはご存知ですか?
「SPF」と「PA」は紫外線防止効果を表す指標のことです。
●SPF(Sun Protection Factorの略)・・・
肌が赤くヒリヒリする日焼け(サンバーン)を起こす紫外線B波(UV-B)の防止効果を示しています。
UVケア商品を塗らなかった場合に比べて、
サンバーンを起こすまでの時間を何倍にのばすことができるのかを1~50+までの数値で表示します。
たとえば、25分で赤くなる普通肌の人がSPF24のUVケア商品を使った場合、
25分×SPF24=600分(10時間)
塗らなかったときの約24倍の時間(約10時間)、サンバーンを防げることになります。
●PA(Protection Grade of UV-Aの略)・・・
肌が黒くなる日焼け(サンタン)を起こす紫外線A波(UV-A)の防止効果を
PA+~PA++++の4段階で表示し、「+」の数が増えるほど、防御効果が高くなります。
分類表示 | 効果の度合い |
PA+ | 効果がある |
PA++ | かなり効果がある |
PA+++ | 非常に効果がある |
PA++++ | 極めて高い効果がある |
同じ環境下でも紫外線に対する反応は、肌のタイプによって異なります。
UVケア商品を選ぶ時には、使用する場面(アウトドア、日常使い、紫外線の強さなど)や
自分の肌タイプを確かめて、商品に表示してあるSPF・PA値を目安に選んでみるといいかもしれません。
さて、UVケア商品の代表的なものといえば、
日焼け止めやUVカット効果のあるメーキャップ化粧品などがあります。
せっかくなので、日焼け止めついて少し触れてみたいと思います。
日焼け止めには大きく分けて「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
●紫外線吸収剤・・・
紫外線を吸収して有害な紫外線から皮膚を守るために配合される成分のことです。
吸収したエネルギーを熱などの害のない他のエネルギーに変化させ放出することによって防御します。
特に紫外線B波(UV-B)を吸収するものが多く、
最近では紫外線A波(UV-A)まで吸収域を広げた成分も開発されています。
それでも吸収量には限度があり、フルに吸収してしまうとそれ以上は作用しなくなりますので、
日焼け止めを使用する際には、ある一定時間が過ぎたら塗り直しが必要です。
●紫外線散乱剤・・・
紫外線を乱反射して、皮膚に直接有害作用を及ぼす紫外線の量を減少させる目的で配合される成分のことです。
酸化亜鉛が最も遮断効果が高いとされ、酸化チタン、タルク、カオリンなどが用いられます。
しかし、これらの物質を多量に塗ると、必要以上に肌を白っぽく見せ、厚化粧とうい感じになってしまいます。
そこで粒子をできるだけ細かい微粒子にして、透明感を損ねないような技術が進んでいます。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤とが、双方の力をうまく発揮できるように、
バランスをとって配合されているのが日焼け止めなのです。
「SPF」と「PA」を正しく理解して、紫外線をバランスよく防御する日焼け止めを選びましょう!
しっかり紫外線対策をして、素敵な肌を保ちましょう♪
管理部 M.K.