あなたの髪質はどのタイプ?~髪の応用編~
新年、明けましておめでとうございます!!
2023年の始まりです!心機一転、気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。
さて、今回のブログでは、以前にご紹介したテーマの続編をお届けしたいと思います。
前回の記事はこちらです。
URL:あなたの髪質はどのタイプ?~髪の基礎知識編~ | 株式会社コア (core-cosme.co.jp)
前回は、髪の基礎知識編ということで、髪の毛の成分、形状や色、役割などについてお話しました。
今回は次の3つに焦点を当ててお話したいと思います。
●毛髪の構造
●毛髪の断面
●毛周期と脱毛
それでは、早速みていきましょう!
毛髪の構造
毛髪は皮膚表面に出ている部分の毛幹と皮膚内部に入りこんでいる部分の毛根に分けられます。
・毛孔(もうこう)
毛髪が生えてくるところ。皮膚の表面にあり、汚れや皮脂が詰まりトラブルの原因になることも。
・毛包(もうほう)
毛根を包み、皮膚にしっかりと毛髪を固定しています。皮脂や汚れが詰まると抜け毛などのトラブルになりがち。
・毛乳頭(もうにゅうとう)
毛髪の成長をになう司令塔。毛髪へ栄養分を供給するために毛細血管が入りこんでいます。
・毛母細胞(もうぼさいぼう)
毛乳頭や血液から栄養と酸素の供給を受け、分裂を繰り返すことで毛髪を形成します。
毛髪の断面
毛髪はウロコ状の膜「キューティクル」、弾力性のある「コルテックス」、芯にあたる「メデュラ」の3層から成り立ちます。
・キューティクル(毛小皮)
ケラチンとよばれる無色透明の硬いタンパク質でできています。毛先に向かってウロコ状に重なり合い、コルテックスのタンパク質や水分を逃がさないようにしています。非常に薄い膜で乾燥や摩擦に弱いです。
・メデュラ(毛髄質)
毛のほぼ中心にある比較的やわらかい部分で、線維状にならない個々の細胞が積み重なるようにしてできています。メデュラはどの毛にも必ずあるというものではなく、うぶ毛や生後1年くらいまでの乳幼児の毛、白人など細い毛にはほとんどないといわれています。
・コルテックス(毛皮質)
毛髪の大部分を占め、線維状の細胞からできています。弾力性に富み、この層の状態が太さ、強さなど毛質に現れます。
毛周期と脱毛
頭皮の毛髪は1ヶ月におよそ1cmずつ伸びます。
1本あたりの寿命は5年前後といわれています。
毛は常に成長しているわけではなく、一定期間の成長期が過ぎると、毛根は細胞分裂をやめて角化を始めます。そうすると毛の成長は止まり、同時に毛根はしだいに表面に押し上げられて脱毛します。そしてある時期になると、また新しい成長期の毛が発生してきます。この毛の生え変わりを毛周期(ヘアサイクル)といいます。
・成長期初期
毛乳頭を抱えこんだ毛母細胞が分裂と増殖を繰り返し、成長していきます。
・成長期(5~6年)
皮下組織に達した毛球の中では毛乳頭が盛んに栄養を取りこみ、毛母細胞へ供給し毛が伸びて太くなります。
・退行期(2~3週間)
毛母細胞の分裂が止まり、毛球が収縮して毛根が上に押し上げられます。毛乳頭は毛球から離れていきます。
・休止期(2~3ヶ月)
毛乳頭は丸くなり次の毛芽は活発になるまで待機します。毛髪が自然に抜け落ちるまで2~3ヶ月かかります。
いかがでしたでしょうか?
今回は専門的な用語が多かったですよね・・汗
ヘアサイエンスを通じて髪質を理解し、自分に合った最適な方法で美しい髪をキープしていきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。
管理部 M.K